2016-12-31から1日間の記事一覧

そのほか

もちろん、『君の名は。』も『聲の形』(山田尚子監督)も素晴らしい作品だった。『クリード』(ライアン・クーグラー監督)や『レヴェナント』(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)も捨てがたい。もちろん、『シビル・ウォー』(ルッソ兄弟監督…

『この世界の片隅で』

『シン・ゴジラ』と同じく、ある種の「原子力映画」と呼べなくもない。もちろん、「戦争映画」「反戦映画」でもあるのだが、「食映画」でもある。描かれる人々はヒロイン含めて、『シン・ゴジラ』のような政治家や官僚、科学者ではなく、『君の名は。』のよ…

『シン・ゴジラ』

ハリウッド製ゴジラに二度も裏切られたうえで、ご本家からやってきた「リブート作」だが、一作目に匹敵するインパクトがあったと言っても過言ではない。東日本大震災に影響を受けた映画はドキュメンタリーを含めて数多くあるが、なかなか納得できるものがな…

『スポットライト』

新聞の調査報道チームがカソリックの神父たちによる性的虐待事件を地道な取材によって暴いた、という実話を映画化したもの。陳腐な言い方をすれば、ジャーナリズムの理想型が描かれている。ただ…できれば『SCOOP!』(大根仁監督)と見比べてほしい。あなた…

今年のベスト3

今年劇場で観た映画は、約80本。この程度の母数では、ベスト10を出しても説得力がない。ベスト3なら、順不同で、『スポットライト』(トム・マッカーシー監督)、『シン・ゴジラ』(庵野秀明監督)、『この世界の片隅で』(片渕須直監督)といったところか。