近況、ジャクソン・ブラウン、帰京

 こちらではいつものようにLPレコードを聴いています。今年2〜3月の治療期間もそうだったのですが、キング・クリムゾンの「USA」やマイク・オールドフィールドの「チュブラーベルズ」なんて、いったい何回聴いたことか。ややマニアックなところでは、ルネッサンスの「azure d'or」なんてのもよく聴いています(ポンド表示のラベルが残っているので、ロンドンの中古レコード屋で買ったもののようです)。ルネッサンスというのは、マイク・オールドフィールドが作曲し、吉本ばななの小説でも取り上げられた名曲「ムーンライトシャドウ」を歌った、アニー・ハズラムが在籍していたバンドです。プログレに分類されることもあり、独特のコード進行やリズムもいいのですが、やはりハズラムの声質が魅力的です。
 音楽の話題ということで……。

曲使用でマケイン氏を提訴 ジャクソン・ブラウンさん

 【ニューヨーク15日共同】米シンガー・ソングライタージャクソン・ブラウンさんは15日までに、米大統領選の共和党候補となるマケイン上院議員の陣営が、自分のヒット曲をテレビ広告に無断で使用したとして、同議員らを相手に損害賠償や使用差し止めを求める訴えをロサンゼルス連邦地裁に起こした。
 米メディアによると、広告は、1977年のブラウンさんのヒット曲「孤独なランナー」にのせて、民主党オバマ上院議員をからかう内容。ブラウンさんは民主党支持者で、曲が使われたことでマケイン議員を支持しているかのような誤った印象を世間に与えたとしている。
 被告はマケイン氏のほか共和党全国委員会など。ブラウンさんは名誉を傷付けられたとして7万5000ドル(約830万円)以上の賠償を求めた。

「無断で」という手続き上の問題もさることながら、ジャクソン・ブラウン側は、どんなかたちであれ、自分の曲が共和党のキャンペーンに使われたことに腹を立てたのでしょう。それは当然なのですが、共和党関係者は、この曲を使うことに違和感を感じなかったのでしょうか。
 明日、関東に戻る予定です。

Azure D'Or

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キッチン (角川文庫)

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孤独なランナー

孤独なランナー