2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『森崎書店の日々』

朝から神保町へ。神田古本まつりで本を物色するついでに、神保町シアターで、『森崎書店の日々』を観る。楽しみにしていた青空掘り出し市では、あまり収穫はなかった。残念ながら、というか、幸いにも。僕の部屋には、本を置くスペースがもうないのだ。それ…

追伸―エドワーズのノーベル賞受賞などについて

今週末は休むことができたので、神保町の神田古本まつりに行き、ついでに神保町シアターで、『森崎書店の日々』を観ようと思っていたら、あいにくの雨だ。真冬並みの気温で、台風接近とは、いったいどういうことだろう。 ということで、今日は月曜日の講義の…

『がん・放射線療法2010』発売!

数日前、僕がこの半年ほど編集作業に携わってきた『がん・放射線療法2010』が発売されました。 そろそろ全国書店に並び始めていると思います。 本日まで京都で開催されていた日本癌治療学会の会場でも販売されたようです。 僕は原稿整理、著者校の赤字転記・…

「FDAはまだ、海外の薬品査察が不十分……」など

少しだけ……。 「農薬による自殺が、化合物の毒性を評価」http://tinyurl.com/38bnf9x 「卵子の“接着剤”構造が新たな避妊薬をもたらす」http://tinyurl.com/2bjqmto 「ビスフェノールAはどこにでも――安全なのか?」http://tinyurl.com/39wv9mr 「低レベルの…

教員ラウンジの風景

午前中からメーガクへ。「技術と人間B」第5回として、ES細胞について話す。 講義の前と後には、ヘボン館1階「教員ラウンジ」で時間をつぶす。K大学の講師控え室とはずいぶん雰囲気が違うが、似たようなこともある。ここにいる人間がおおむね3種類に分か…

「勉強率」の高いスタバ

諸事情で、御茶の水のスターバックスで数時間を過ごす。 僕は2階の奧の席に座っていたのだが、周りを見渡しながら、ここは「勉強率」の高いスタバだな、と思った。 1人でいる人は、ノートパソコンを開いているか、付箋だらけの本を読んでいる。数人でいる…

『エクスペンタブルズ』

夜、いつものシネコンで、いわずと知れたスタローン監督の話題作『エクスペンタブルズ』を観る。 しかしよくここまで80年代肉体派俳優(?)を集められたものだ。シュワちゃんとブルース・ウィルスはちょい役だけど、スタローンを含めた3ショットは、そう見…

「幹細胞論文の撤回」

少しだけメモを残しておきます。 「遺伝子治療がうつ病マウスを救う」http://tinyurl.com/2wmhn6j まだ動物実験ということはさておき、心の病いのバイオ化が始まっているということであろうか。 「NIH(国立衛生研究所)のサポーターたち、幹細胞の合法化を…

『メディカルバイオ』11月号

オーム社の各月刊誌『メディカルバイオ』11月号が発売されました。 僕はいつものように、「ヘッドライン」では、ハーバード大学のマーク・ハウザー教授が起こした研究不正事件について書き、「BOOK SHELF」では、オリヴァー・サックス著『音楽嗜好症』(早川…

「“完全染色体”テストの臨床試験で……」など

烏賀陽さんがアメリカのSLAPP事情を取材したドキュメンタリー番組の件、ある方が録画してださったものを提供してくださいました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。 少しだけ……。 「ビッグ・ファーマが法律を破ったら、CEOを訴えよ」h…

ドキュメンタリー番組「考察“口封じ訴訟”」が放映

おはようございます。 明日17日の深夜、つまり18日の午前2時から、TBSの「報道の魂」という番組で、烏賀陽弘道さんがアメリカを含むSLAPP訴訟(口封じ訴訟)の現状について取材したドキュメンタリー「考察“口封じ訴訟”」が放映されるそうです。 市民が自由…

YYjがホメオパシーに挑む!

YYjこと山下祐司君が、たぶん商業媒体では初めての署名記事を書きました。現在発売中の『エコノミスト』2010年10月19日号「「15万人以上」が使っている? なぜ広がるホメオパシー」という記事です。 山下君は、武田徹さんが運営していた、東大先端研ジャーナ…

ES細胞の臨床試験、アメリカで開始

いよいよアメリカで、ES細胞を使う脊髄損傷治療の第Ⅰ相臨床試験が開始されたようです。 アメリカでは、ES細胞研究への連邦予算、すなわち税金の投入について、裁判所を巻き込んで大きな論争が起きているのですが、日本語で読めるもののなかでは、CNNがそのこ…

「メディア狂騒の後で、さらなる“グアテマラ”を防ぐには」など

世の中は3連休らしいが、僕にはまったく関係ない。土日はいつものように御茶の水で仕事をし、今日は祝日だが、なぜかメーガクは通常通り授業があるので、非常勤の講義をしてきた。「技術と人間B」の第3回目。ファン・ウソク事件について。そしてその後、ま…

『科学は誰のものか』

昨夜はJCcastの収録だった。いつものように僕と山下君、赤木君が話題提供したのだが、今回は、武田さんが聴き手となって、インタビューのようなスタイルでトークを展開した。もうすぐjournalism.jpで公開されると思うが、ダダ漏れあるよ。http://tinyurl.com…

「試験管革命」など

2日前のことだが、体外受精の技術を開発したことで知られるエドワーズが、ノーベル医学生理学賞を受賞することが決まった。 2007年には、1981年にES細胞の樹立技術を開発したマーチン・エバンズが受賞した。エバンズはマウスの胚からES細胞を初めて樹立した…

ヘンリエッタの命日

昼前に明学へ。2つほど失敗をしてしまう……。 ヘボン館1階の教員ラウンジで、フランス語およびフランス文学の先生と隣り合わせた。彼は日本人である。そこへフランス人らしき別の先生がやってきた。テーブルの上にはマルグリッド・デュラスのペーパーバック…

「タスキギー2」など

少しだけメモしておこう。 「人工不妊治療は性のバイアスをもたらす」http://tinyurl.com/22nvxdq 「タスキギー2:アメリカはいかにしてグアテマラ人に梅毒をもたらしたのか?」http://tinyurl.com/36sh2ds 「遺伝子の知見は、ADHDのスティグマを取り除いて…

『十三人の刺客』

シネコンのマイレージのポイントで(つまりタダで)、『十三人の刺客』を観る。リメイクらしいのだが、僕はオリジナルを観た(かもしれないけど)記憶がない。三池崇史監督は、デート・ムービー、お茶の間向け映画もつくっている人だが、基本的には、タラン…

「アメリカ、グアテマラでの梅毒実験を謝罪」など

アメリカでまた1つ、人体実験の暗い歴史が浮かびあがってきた。 各紙報道しているが、日本語で読めるものなかでは、やはりCNNが詳しい。 ワシントン(CNN) 米政府は10月1日、米国の医師が中米グアテマラで1946〜48年、性産業従事の女性、刑務…

『ミックマック』

映画の日には映画を観る。 毎月1日の、いちばんコストパフォーマンスのいい使い方は、シネコンのマイレージを使えないミニシアターでかかる作品を観ることである(シネコンにはほかにもいろいろとサービスがあるので、1日は、“お得感”があまりない)。 と…