2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『医療職の能力開発』、『シミュレーション〜』

僕が編集にかかわった出版物2冊が届きました。 『医療職の能力開発』創刊号は、日本医療教授システム学会(JSISH)の学会誌です。「ふんばろう東日本プロジェクト」の西條剛央先生も執筆なさっています。 『シミュレーション医学教育入門』は、医学教育にお…

ウルリヒ・ベック「原子力スーパージェット機にお乗りの…」

3.11以降、リスク論で広く知られる社会学者ウルリヒ・ベックやニクラス・ルーマンを引きながら議論している人はあまり多くない……と思っていたのですが、武田徹さん以外にも、ぽつぽつと出てきているようです(たとえば http://bit.ly/gP5RDY )。「安全」に…

津波、原発、放射能

例によってツイートからまとめておく。 3月11日から本日までに死亡が確認された人は1万4500人、行方不明もほぼ同数であると伝えられている http://bit.ly/gyZb28 。もし行方不明者がすべて亡くなっていると仮定すると、死者数は3万人弱ということになる。…

『ミラル』

夕方、渋谷に移転した映画美学校の試写室で、『ミラル』という映画の試写を観る。これが大当たりだった。 監督は『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベルだが、世間的には、主演が『スラムドッグ$ビリオネア』のフリーダ・ピントであることが売…

『テザ 慟哭の大地』、『風吹く良き日』

昨日のことだが――映画(の試写)を2本も観てしまった。 夕方、新橋のTCC試写室で『テザ 慟哭の大地』という映画の試写を観る。 監督はエチオピア出身、米国在住のハイレ・ゲリマという人で、アフリカ人の「ディアスポラ(離散)」をテーマにしたドキュメン…

環境問題と優生思想:「チェルノブイリの遺産」を観て

昨晩のツイートからまとめておく。 ある人のツイートで、あの「マグナム」の写真家がチェルノブイリを撮った動画「チェルノブイリの遺産」(スライドショーとインタビューの組み合わせ)の存在を知り、観てみた。 http://bit.ly/fswMon 予想通り、先天障害者…

UK「Reunion Japan Tour 2011」

川崎のクラブチッタで、UKのライブ「Reunion Japan Tour 2011」を観てきた。往年のバンドが再結成して、古い音楽を大切にする国=日本でツアーをするという「ビジネスモデル」(byT氏)が一般的になって久しいが、これもそれだろう。 再結成といっても、現…

『エンジェル・ウォーズ』

夜、近所のシネコンで『エンジェル・ウォーズ』を観る。『300』や『ウォッチメン』で知られるザック・スナイダーの新作ということ以外、知らずに観た。 結論からいえばまあまあだった。 ジャパニメーションではもちろん、ハリウッドでも珍しくなくなった戦闘…

環境問題と優生思想(その序説のためのメモ)

すでにtwitterでツイートしたことを、おおざっぱにまとめておこう。このテキストは、あくまでもメモのようなものであることをお断りしておく。 福島から首都圏などに避難してきた子どもがいじめられるなどの事例が報告されている。 兄弟は3月中旬、市内の公…

そして1カ月

今夜はJCcastの収録だった(http://ustre.am/jma3)。収録で落ち込み、帰室して届いていたメールを見て落ち込み、TLをさっと読んで落ち込む。 ダメかもしれない。この世界は。不公正,エリート主義、専門家支配、冷笑。冷静さを装った冷淡さ。 3.11から1カ月…

『バビロンの陽光』

午後、東銀座の東劇3階にある試写室で、『バビロンの陽光』というイラク映画の試写を観る。イラク映画というのは珍しい。もしかすると、僕は初めて観たかもしれない。 主人公は少年とその祖母。クルド人らしく、少年はアラビア語も話すが、祖母はクルド語し…

『わたしを離さないで』

今日は映画の日だった。日比谷のシャンテで『わたしを離さないで』を観る。 3.11以来、映画のことなんてほとんど忘れていた(シネコンが休んでいたこともあるが)。ようやく観る気になり、久しぶりに観た映画として、『わたしを離さないで』は、正しい選択だ…