2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

近況(フツーの社会であれ)

●26日(日) 午後、三田の慶応大学へ。社会思想学会の「「人間」概要の変容と生命倫理」というセッションで発表。学会での発表は生まれて2度目。「〈万能〉細胞の誕生?」という題目で、『現代思想』7月号に書いたことをベースにし、最近の話題をいくつか…

『メディカルバイオ』11月号!

本日、オーム社の各月刊誌『メディカルバイオ』11月号が届きました。今号もiPS細胞情報が満載です(笑)。 さて僕はこの雑誌のなかではあいかわらず浮いているのですが(笑)、空気を読まずに続けている連載コラム「海外ヘッドラインdeライフサイエンス」で…

議論による終焉、か?

『産経新聞(産経ニュース)』がiPS細胞について「主張」で触れている。 【主張】iPS細胞 臨床応用研究へ全力注げ 2008.10.11 03:30 生命倫理問題をクリアしてどんな細胞にもなり得るiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使う夢の再生医療が実現に向かって大…

アダプター、発表準備、講義資料

また少し更新が滞ってしまいました。別に体調が悪かったわけではありません。むしろこの2週間ほど、疼痛は比較的低いレベルにとどまっています。今週末の発表と、来週に提出予定のある書類の準備に追われています。 そのあいまに国士舘大学で講義をしている…

異種間での混ぜ合わせ、再び

日本では、ヒトES細胞の研究指針に準じるかたちで、ヒトiPS細胞から精子や卵子を分化させることは暫定的に禁止されているが、どちらも解禁に向かうらしい。 精子、卵子作成解禁へ=ヒトES、iPS細胞から−不妊治療など有益・文科省部会 文部科学省の作業…

幹細胞とバイオユートピア

iPS細胞の研究計画、その成果などが相次いで報じられています。 ダウン症 iPS細胞で解明へ──阪大で計画承認 11月にも着手 2008/10/16配信 大阪大の大薗恵一教授らのグループは、新型万能細胞(iPS細胞)を使い、ダウン症の発症の仕組みなどを詳しく調…

ES細胞、単為発生、化学物質

ドイツの研究者らが精子のもとの細胞の単為発生による多能性幹細胞作製に成功したそうだ。 成人男性の精子のもとから作成=万能細胞、特殊な培養法で−再生医療へ応用期待10月9日2時8分配信 時事通信 成人男性から精子のもとの幹細胞を採取して特殊な方法で培…

自転車便、『こうのとり、たちずさんで』

昨日のことだが----。 日比谷のシャンテシネには大学生のときから何百回も訪れているが、ごく最近、気づいた光景がある。 昼頃になると、シャンテシネ前の、噴水のある広場には、自転車に乗った若者たちが集まり出す。彼/彼女らはみな、スポーツタイプの自転…

講義開始、アダプター、オリコン訴訟

●7日(火) 朝、起床すると、疼痛がそれなりにひいていた。というわけで、電車を乗り継いでガッコへ。ガッコといっても、国士舘大学鶴川キャンパスである。「生命科学と21世紀社会」第1回。まずイントロダクションとして、自己紹介をし、講義を受ける心構…

疼痛、ダウン症、イグ・ノーベル賞

疼痛止まらず……明日までによくなってくれんと困るんだが。 ※ (教員として)火曜日の講義にそなえてiPS細胞関連の原著論文やレビュー論文を読みつつ、(学生として)水曜日のゼミにそなえてレヴィ=ストロース『野生の思考』(みすず書房)を読む、というの…

レディオヘッド@さいたまスーパーアリーナ

昨日のことだが……。 午前中、火曜日の講義開始に備えて準備をしていたら、疼痛を感じ始めた。ここのところ調子よかったのに、しかも外出の予定があるのに……。 というわけで、午後、湿布そのほかで重武装して、電車を乗り継ぎ、さいたま新都心へ。さいたまス…

ノーベル賞情報?

武田さんは「ちょっと事情があって村上春樹を集中的に読み直している」という。 若き日のハルキ読書が自分の感性に結構な影響を与えていたのが、時間が経ってみると改めて分かる。 ……とか。 僕は、ハルキアンであることのカミングアウト(笑)前に、数人から…

同世代

JCcast第20回が公開されました。僕はアメリカで発覚したES細胞の倫理問題について話題提供しています。この問題、今後も追いたいと思います。 第20回トピックス二題 ※ 昨日のことだが----。 午前中からガッコへ。いよいよ大学が始まる。事務室で書類を受け取…