2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『ザ・ロード』

夜、シャンテシネで『ザ・ロード』を観る。 大傑作『ノー・カントリー』と同じコーマック・マッカーシー原作、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』や『イースタン・プロミス』と同じヴィゴ・モーテンセン主演と聞けば、期待しないわけにはいかない。監督は日…

『ザ・ウォーカー』

午前中、国士舘大学町田キャンパスへ。「生命科学と21世紀社会」の第10回目として、映画『GATTACA(ガタカ)』の一部を観せて、その含意を(いつものように大谷いづみさんの議論を援用して)解説する。 昼過ぎ、御茶の水のいつもの編集部へ。夜半まで作業。 …

iPod nano

iPhone 4の発売前日(一昨日)に、iPod nanoを買うのかいかがなものか。しかも翌日のiPhone 4発売を待つ人々の列ができていたアップストア銀座で……。 iPod(20GB。当時のOSの都合で、買った時点ですでに中古)が壊れてしばらく経つ。そろそろ音楽&ポッドキ…

『メディカルバイオ』

オーム社の各月刊誌『メディカルバイオ』2010年7月号が発売されました。 僕はいつものように「ヘッドライン」で、カリフォルニア大学バークレー校の遺伝子検査を組み込んだ教育プロジェクトなどについて書き、「BOOK SHELF」で、モートン・マイヤーズ著『セ…

『アイ・コンタクト』、『石井輝男 映画魂』

午後、京橋の映画美学校で、2本の映画の試写を観る。 『アイ・コンタクト』は“当たり”だった。僕はスポーツにはほとんど興味がない。したがって、スポーツをテーマにした映画もめったに観ない。たとえば『ジダン』はサッカーのドキュメンタリー映画として定…

「民事冤罪」と「弁護過誤」

最近、烏賀陽弘道さんの話を続けて聴く機会があった。出版労連の出版研究集会はシンポジウム形式だったので、これまでのオリコン裁判の経緯の大枠的な話を、ほかのSLAPP案件との対比のなかで聴くことができた。今日のアジア記者クラブの例会は、2月に烏賀陽…

近況

更新がちょっと滞ってしまいました。 ●12日(土) 午前中、国士舘大学で講義。出生前診断について。午後、東大に移動し、代理出産についてのシンポジウムを傍聴する。荻野先生の講演に間に合わなかったのが残念。終了後、徒歩で御茶の水に移動し、いつもの編…

『樺太 1945年夏 氷雪の門』――語りえぬもの

京橋にある映画美学校には、映画の試写を観るため、何十回も訪れたことがある。片倉ビルという、なかなか風情のある古い建物に入っていたのだが、建て替えるらしく、徒歩で数分のところに越していた。 今日その試写室で観たのは『樺太 1945年夏 氷雪の門』と…

鍼の鎮痛機序?

幸か不幸か(?)、日本のメディアでは取り上げられていないようですが、5月30日、アメリカの研究者たちがマウスを使った動物実験で、鍼がもたらす鎮痛効果の作用機序の一部を解明したと発表しました。論文は『ネイチャー・ニューロサイエンス』オンライン…

『しんぶん赤旗』に登場!

突然ですが、『しんぶん赤旗』をとっている人いますか? 5月29日付5面の記事「学びの保障は最優先課題 奨学金の充実求める署名提出」に僕のコメントが載っています(僕のところには3日に届きました)。幹細胞でもクローンでもなく、奨学金についての記事…

『憐れみムマシカ』

渋谷のアップリンクで『憐れみムマシカ』という映画の試写を観る。 上映に先立ってあいさつした監督によれば、東北で実際にあった事件を映画的に脚色して作品化したものだという。 ある地方で選挙に敗れた元議員が、町長の依頼を受けて、「未確認生物」を捏…

『パリより愛を込めて』

映画の日。近所のシネコンで『パリより愛を込めて』を観る。これまでのありとあらゆるスパイ映画、アクション映画のクライマックス・シーンをつなぎ合わせような印象。90分間何も考えずに観るにはいい映画かもしれないが、アジア人に対する偏見がかいま見ら…