2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『メディカルバイオ』3月号――休刊

オーム社の各月刊誌『メディカルバイオ』3月号が発売されました。 僕はいつものように、「ヘッドライン」で、直販型遺伝子検査について書き、また、「BOOK SHELF」で、美馬達哉さんの『脳のエシックス』(人文書院)の書評を書きました。 お手にとっていた…

JCcast第43回、「Ashley事件から〜」、悲しみのバイオ化

数日前、JCcast第43回が公開されました。僕は代理出産と出生前診断について話題提供しています。山下君はMMRワクチンについて、赤木君は伊達直人ブームについて。ご視聴ください。 第43回 科学と倫理、科学リテラシー、伊達直人ブーム http://journalism.jp/…

『あしたのジョー』

夜、いつものシネコンで『あしたのジョー』を観てきた。小説やマンガなど原作、とくにベストセラーのものが映画化(とくにマンガの実写化)されると、原作ファンからは必ずといっていいほど、「原作レイプ!」と批判の声が上がる。これはどうだろう? 僕は原…

『愛しきソナ』

夜、渋谷の「relations.試写室」で、『愛しきソナ』というドキュメンタリー映画の試写を観てきた。この試写室に来たのは初めてである。床が水平になっているため、前に人が座っているとそれだけでスクリーンが見にくい。あまり好ましいとはいえないだろう。…

『ザ・タウン』

毎月14日はTOHOシネマズのサービスデイである。夜、それを利用して、六本木ヒルズにあるTOHOシネマズで『ザ・タウン』を観る。この映画は前評判がかなりよかったにもかかわらず、かかっているところが少ない。だから六本木まで行ってきた。でなかったら、あ…

追伸―小説版『海炭市叙景』などについて

『海炭市叙景』について、忘れないうちに補足しておこう。短編小説集『海炭市叙景』の最後に「しずかな若者」という作品が収められている。ふだんは首都に住んでいるが、近親者の故郷である海炭市に一時滞在している若者の話だ。この設定は……村上春樹の『風…

『ジーン・ワルツ』

夕方、途中下車して、いつもと同じ系列だけど、別のところにあるシネコンで、『ジーン・ワルツ』を観る。言わずとしてた海堂尊の小説の映画化。菅野美穂主演。僕は『チーム・バチスタの栄光』などは、映画を観てから小説を読んだのだが、『ジーン・ワルツ』…

『ショージとタカオ』

夜、新橋のTCC試写室で、ドキュメンタリー映画『ショージとタカオ』を観る。 結論からいうと、たいへん興味深いものだった。1967年にある殺人事件が起き、2人の男性が逮捕された。2人は「自白」したものの、その後は無実を主張し続けた。彼らの主張は2人…

佐藤泰志『海炭市叙景』

仕事のあいまをぬって、遅まきながら佐藤泰志『海炭市叙景』(小学館文庫)を読む。いわずと知れた同名映画の原作である。いま半分ぐらいだが、すばらしい、と思う。海炭市叙景 (小学館文庫)作者: 佐藤泰志出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/10/06メディ…

元ちとせ「冬のハイヌミカゼ」

御茶の水でひと仕事した後、地下鉄で赤坂に向かう。元ちとせのライブ「冬のハイヌミカゼ」を赤坂BLITZで聴くためだ。そうでなければ、誰が赤坂などに行くものか。 元ちとせをライブで聴くのはひさしぶりだ。彼女は出産をはさみながらも精力的に活動し続けて…

『ウォール・ストリート』

近所のシネコンで、『ウォール・ストリート』を観る。いわずと知れたオリバー・ストーンの名作『ウォール街』の続編。邦題がひどすぎる。それはともかくとして、なかなか面白かった。 前作『ウォール街』では、ゴードン・ゲッコーはあくまでも悪として描かれ…

MOWAI新譜「Hardcore Will Never Die, But You Will」

MOGWAIの新譜とTシャツ、やっと受け取ることができた。Tシャツはちょっとチープな感じだけど、背中に新譜の曲名が書かれている。ライブ会場で着ている人いた。 ライブのタイトルにも含まれていた、新譜のタイトルの「Hardcore Will Never Die, But You Wil…

MOGWAI「An Experience with MOGWAI「Hardcore Will Never Die, But

JR恵比寿駅からリキッドルームに向かうとき、歩道橋を歩いたのだが、曲がり角で、ビルの窓辺に立つダース・ヴェーダーと目が合った。 リキッド・ルームで、MOGWAIの来日公演を観た。いや正確にいえば、HMVで販売されたライブチケット+CD+Tシャツのセット「An…

『キック・アス』

今日は映画の日。仕事が早く終わったので、夜、有楽町のヒューマントラストシネマで、『キック・アス』を観る。ネット上には、すでに好意的なレビューがあふれているが、僕も楽しませてもらった。傑作といっていいかもしれない。 原作はアメコミらしい。しか…