2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

分断化された世界

昨日のことだが……。 鶴川から新百合ヶ丘までのあいだは立っていたのだが、僕から見て右下に座っていた女性は、「PCR関連製品……」とか書いてある資料を読んでいる。インフルエンザを勝機と見る関連メーカーの人であろうか。 新百合ヶ丘から新宿までは座れた。…

大学とインフルエンザ

午前中、国士舘大学へ。 いつものように事務室で資料をコピーしていたら、文学研究の○○先生と遭遇。○○先生の研究対象は、僕の愛読するあの作家。「もうすく新作出ますよね!」と話しかけ、しばし映画化されるという某作品などについても雑談。先生は何かメモ…

何かをざくっと知りたいとき……

僕はときどき、ふとしたきっかけで、既読の本を読み直すことがあります。とくに古典と呼ばれる本では、そんな読み方も悪くないと思います。 いま拾い読みしているのは、ポール・ド・クライフの『微生物の狩人』(岩波文庫)とジョージ・オーウェルの『1984年…

科学の広報

ある人に教えてもらった記事なのですが……現役の科学部記者が「科学者らの広報戦略」の変容について書いています。 科学記者を始めた20年ほど前、記者の訪問を歓迎しない科学者は、けっして珍しくなかった。「新聞記者との付き合いには何のメリットもなく、…

街は冷静

いろいろとコメントしたいことがあるのですが……。 神戸在住の内田樹先生によると、神戸市民は冷静だそうです。 〔略〕一部メディアで「パニック状態」と言われているが、パニックになどなっていない。私は神戸在住だが、みんな外出を控えているので、街には…

インフルエンザ続報

以下、自分用のメモとして……。 高齢者に新型インフルの免疫か=60歳以上の3分の1に抗体−米調査 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009052200660新型インフルエンザ:「スペイン」型の免疫有効 米当局が可能性指摘 http://mainichi.jp/select/jiken/n…

ヒトクローン胚「解禁」

文部科学省がヒトクローン胚研究を「解禁」したようです。 文部科学省は21日までに、ヒトクローン胚(はい)の作成を解禁した。難病の再生医療研究に限り、クローン胚から必ず胚性幹(ES)細胞を作ることなどが条件。クローン人間作成は2001年に施行…

今日のインフルエンザ

今日の国士舘大学では……インフルエンザといっしょに麻疹についても警告されているところが大学っぽいでしょうか。 旧聞に属しますが、11日に大規模調査の結果が出ましたね。 【ワシントン11日共同】世界に広がっている新型インフルエンザの致死率は195…

明日の教材

明日は国士舘大学で講義。以下はその教材の一部。テーマはいうまでもなくES細胞。 関西の大学では、新型インフルエンザで全学休講になっているところもあるようですが、国士舘は……注意事項が示されているだけですね。大丈夫でしょう。09.5.18 幹細胞のパイオ…

今日の写真

いろいろとコメントしたいことがあるのですが……昼頃、所用でガッコへ。 ふと窓の外を見ると、カラスが松の木に、ハンガーで巣をつくっていました。雛らしきカラスが2羽ほど見えます。

生命倫理会議、記者会見などを公開

いろいろとコメントしたいことがあるのですが……とりあえず、先日紹介した生命倫理会議について、連名者全員の名前----僕の師にあたる人たちの名前もあります----が公開され、関連記事へのリンクが紹介され、12日の記者会見の模様がYouTubeを通じて公開されま…

『THE ダイエット』と食べること

昨日のことだが……。 所用で都内に出たついでに、渋谷へ。 少し時間が半端だったので、宇田川町界隈をぶらぶらしていると、いい匂いがする。開店前の沖縄料理を出す居酒屋----最近乱立していないか----のテラスの席で、若いスタッフたちが賄いとおぼしきごは…

生命倫理会議「臓器移植法改定に関する緊急声明」

インフルエンザと幹細胞ばかりに気を取られていたのですが……。 臓器移植法の改定について、生命倫理の教育・研究に携わる大学教員の集まり「生命倫理会議」が、12日、厚生労働省で記者会見を開き、「臓器移植法改定に関する緊急声明」を公表したとのことです…

これはストリート・アート?

午前中から国士舘大学町田キャンパスへ。「生命科学と21世紀社会」の第4講として、クローン技術について話す。またしても、元ちとせの名曲「羊のドリー」を学生に聞かせてしまう(汗)。 それはともかく、以下は、数日前に気づき、今日撮影したもの。 とく…

後知恵

それはそうと新型インフルエンザ、日本でも感染者が見つかり、海外では新たな死者も出たようですね。WHOがアップデートしている情報では、2009年5月11日6時(グリニッジ標準時)の時点で、致死率は1.13パーセントといったところ。感染者=確定症例数が増え…

JCcast第25回

JCcast第25回が公開されました。 今回は著作特集。僕は前半で、鈴木英生さんの『新左翼とロスジェネ』(集英社新書)について、コメントとインタビューを担当しています。後半では、山下祐司君が、赤木君の『「当たり前」をひっぱたく』(河出書房新社)を取…

1969年----Welcome to the Hotel Dolphin

♪それで俺はボーイ長を呼んで、 「俺のワインを持ってきてくれないか」 彼は言う。「私どもは1969年以来、そのお酒を置いていません」 そしてそんな声は遠くに聞こえる、 真夜中に起きて そんな声をただ聞くんだ…… ♪

引き際

一昨日ぐらいに紹介するべきでしたが、エジプトでは、新型インフルエンザ対策としてブタが殺され、それに抗議した住民たちに対し、警官が発砲し、負傷者が出たそうです。 カイロ市内で3日、新型インフルエンザ対策として殺処分する豚の運搬で訪れたエジプト…

社会的/肉体的

印象に残っているうちに書いておきましょう。 麻生太郎首相は7日午後の衆院予算委員会で、日本で少子化が進んでいることについて、民主党の西村智奈美氏から「社会全体が子育てに優しくないからでは」と質問され、「生んだら大変という話ばかりしていないか…

口は災いのもと

空気を読まず幹細胞。 先日あるところで、イアン・ウィルムットのヒトクローン胚研究からの撤退表明に代表されるように、世界的には、ヒトクローン胚研究に手を出そうとする研究者は少数派になりつつある、と口走ってしまったのですが、その後すぐ、韓国でヒ…

原因と結果

空気を読んでインフルエンザ。 おそらく休日返上で働いておられるであろう(お疲れさまです)国立感染症研究所もWHOも、アメリカでの2例目(アメリカ人としては1例目)をまだカウントしていないようですね。 それはともかく、 ニューヨーク・タイムズ紙に…

恐怖の恐怖

午前中、いつものようにプールに行ったのだが、コーヒーを飲み過ぎたのだろうか、なんとなく吐き気がする。ウォーキングの時間を短くし、ストレッチと入浴はいつもと同じようにして帰室。吐き気はおさまったが、腰にやや痛みがある。少し天気が悪くなると、…

インフルエンザ以上の恐怖

空気読めばいいんでしょッ!!(逆ギレ) 昨日、 記事をふつうに読めば、〔略〕誰でもすぐにわかるでしょう。 と書きましたが、「日本人はバカばっかだから、わかんないよ」って? そう言う人のほうが平均的日本人よりも愚かだと思います。 ところで武田さんは…

インフルエンザの「恐怖」

はいはい、少しは空気を読みますよ。ブタ・インフルエンザあらため新型インフルエンザについて。 すでに複数のブロガーたちが「マスコミはインフルエンザの恐怖を煽っている!」、「政府はインフルエンザに過剰反応している!」(どちらも大意)と訳知り顔で…

不都合な幹細胞

GWですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 空気を読まずに幹細胞について。「カユカワさんって、幹細胞のことしか知らないのですか?」って声が聞こえてきそうですが、ほっとけ。 アメリカやイギリスでは、ES細胞を使う臨床試験へのカウントダウンが…