北の街へ届けよう

　今日の午前中、いくつもある壁を１つ越える。「越える」ことができたというのは、次の壁が見えたということ（だけ）を意味する。
　明日は２年ぶりに北の街へ。
　元ちとせは、インディーズでの２枚目のミニ・アルバム「コトノハ」のタイトル曲でこう歌っている。
　
♪北の街へ届けたい
　わたしの歌を
　君の胸に届けたい
　コトノハ　ヒトツ　♪
　
　いま気づいたのだ、この曲でベースを弾いているのは根岸孝旨だ。Coccoだけでなく、元ちとせの名曲にも貢献しているとは！
　……さて、僕のコトノハは何人に届くだろう。
　ちなみに元ちとせは「羊のドリー」という曲も歌っていたりする（アルバム『ハナダイロ』に収録）。ドリーは短命だった。そのテロメアは短かったことが知られているが、そのこともちゃんと歌詞に含まれていたりする。テロメアとテロメラーゼの発見者キャロル・グライダーは最近、ノーベル賞を取った。体細胞ではテロメラーゼを欠いているため、細胞はあるていど分裂を続けると、死んでしまう。ところが、テロメラーゼが活性しているため、理論的には永遠に増え続ける細胞がある。
　それが今日の午前中のテーマであり、明日の夕方のテーマでもある。09.10.6

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