toe「変わるものと変わらぬもの Volume.3」

 渋谷のライブハウスShibuya O-EASTで、toeのライブ「変わるものと変わらぬもの Volume.3」を観る。
 チケット代はなんと1000円! イープラスの手数料800円とドリンク代500円を合わせてもたったの2300円と、たいへんありがたかったのだが、メンバーにギャラは出るのだろうか、とよけいな心配をしてしまう。僕の整理番号は70番。比較的いい場所に陣取れるだろうと思ったら、整理番号順での入場は行われなかった。若者たち----観客の平均年齢は僕より10歳は若いだろう----に押しまくられて会場に。セットはステージではなく、床につくられていた。もちろんオールスタンディングである。僕は、サポートメンバーがキーボードを弾く位置の近くに立つことができた。距離的にはすべてのメンバーをプレイをほぼ十分に見ることができた。ヤマザキ氏は、もしあまり動かずにプレイしていたら、僕からは背中しか見えなかっただろうが、いつものようによく動いたので、彼の運指もよく見えた。
 時間になると、床でもなく正面でもない、右側の小さなステージで演奏が始まった。
 ワンマンだと思っていたら、「ホテルニュートーキョー」という管楽器やパーカッション奏者もいる多人数編成のバンドがオープニングアクトを務めた。ギタリストがtoeのメンバーと知り合いらしい。東京スカパラダイスオーケストラ渋さ知らズに、少しだけポストロックのテイストを混ぜた音、といえばいいのだろうか。約1時間、なかなかの好演。
 そしてtoeのメンバーが登場。1曲目は知らない曲だった。たぶん、12月に発売されることになっているニューアルバムからの選曲だろう。ヤマザキ氏はギターではなく小さなキーボードを弾いていた。サポートメンバー氏もキーボードを弾いていたので、toeのライブでツインキーボードの曲が聴けるとはちょっと意外。新鮮といえば新鮮。2曲目は「繋がる遙か彼方」だったかな。以降、おなじみの曲が続く。ニューアルバムからの選曲は結局1曲目だけで、ヤマザキ氏によれば録音はすでに終わっているのだが、ライブでどうやったら演奏できるかわからず、これからコピーしなきゃならない、とか(笑)。
 そんな感じで、「孤独の発明」、「I DANCE ALONE」、「グッドバイ」ほか数々の名曲を堪能。
 深夜に帰室。部屋には、書評のゲラがファクスで、来年度の仕事にかかわる重要な知らせが郵便で届いていた。09.10.15


追伸;
 あるブログで、セットリストが紹介されていました。「繋がる遙か彼方」は3曲目だったようです。僕の記憶よりは正確でしょう。1曲目の曲名は「ラストナイト」だとか。品切れ中で僕が持っていない『Re:desined』に収録の曲かなと思ったのですが、違うようです。ライブだけで演奏されている曲でしょうか。6曲目が新譜に収録予定の曲だったようです。

01.ラストナイト
02.1/21
03.繋がる遥か彼方
04.孤独の発明
05.everything means nothing
06.新曲
07.i dance alone
08.leave word
09.C
10.tremolo + delay
11.i do still wrong
12.past and language
13.path

encore
01.グッドバイ
02.New sentimentality

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