iPod nano

 iPhone 4の発売前日(一昨日)に、iPod nanoを買うのかいかがなものか。しかも翌日のiPhone 4発売を待つ人々の列ができていたアップストア銀座で……。
 iPod(20GB。当時のOSの都合で、買った時点ですでに中古)が壊れてしばらく経つ。そろそろ音楽&ポッドキャスト生活を再向上させるべく、買い換えようと思ったら、iPhoneが出てきた。しかし、iPhoneは僕にとってはランニングコストが高すぎる。僕はPHSに月2000〜3000円ぐらいしか使っていないのだ(苦笑)。電話だけだったらPHSだけでも問題ないのだが、そろそろ時代の要請でモバイラーにならないといけないのかな、と思っていた。それでiPod touchはいかがなものかと、何人かの知人にコストや使い勝手を尋ねてみたが、魅力は感じる答えはなかった。そんななかでソフトバンクiPhone 4の料金プランを発表、「標準プライスプラン」を見て、PHSとそんなに変わらない、と思って心が動いた。生まれて初めて携帯電話に興味を持ったかもしれない。しかし、何人かの人の意見を聴いてみたところ、多くの人が「ちょっと使っただけで料金はすぐ天井に張りつく」と言った。だとしたら、「バリュープログラム」と変わらない。そしてバリュープログラムは僕にとってはバリュアブルではない。
 ということで、ふつうのiPodを買うことに決めたのだが、今度はclassicかnanoかで迷った。記憶容量のコストパフォーマンスでいえば、clasicのほうが圧倒的に優れている。しかし、問題は耐久性と寿命である。これについても何人かの人に意見を聞き、最終的には銀座アップスストアのスタッフにも尋ねてみた。classicはハードディスクなので、衝撃にはそれほど強くなく、耐久性ということではnanoのほうがやや上、しかし問題はむしろ電池で、その寿命は似たようなもの。総合的な寿命を比べると、微妙なところ、というのが多くの人の意見だった。
 そしていまのnanoの記憶容量は16GB。僕が以前使っていたものと、感覚的にはあまり変わらないだろう。FMラジオを聴けて、動画を撮影できるというのはオマケ。
 ということで、nanoを買った。古いiPodをリサイクルに出したので、1割引で。
 ここ数カ月、街や電車の中でイヤホンを付けている人を見ると、そのケーブルの先にあるのが、iPodiPhoneか、iPodだったらclassicかnanoか、気になって仕方なかった。nanoは、若い女性、というか、女の子がよく使っているという印象がある。けど、ま、いいか。色は黒にした。
 帰室してiTunesと同期させてみたところ、やはりすべての音源は入らなかった。手動での管理方法がわからない……。またソフトウェアのアップデートがうまくいかなかった。早くもアップストアの対面サービスをネットで予約した。
 昨日、さっそく持ち歩いてみたところ、夕方、電池切れになってしまった。一晩中、充電していたはずなのに。夜、再びiTunesと同期させてみると、今度はうまくアップデートできた。
 充電もうまくいったらしく、今日は一日中、しっかりと働いてくれた。
 しかし、いくつか不明な点があり、対面サービスの予約はキャンセルしていない。
 ところで、僕がiPodを買い換えた動機だが……外で音楽を楽しみたいというのは、二義的なものでしかない。一義的な動機は別にある。2年後ぐらいにじわじわと成果が現れてくれるといいと思う。10.6.25