ゆりかもめから見えたアンモナイト

 本日まで開催されていた日本放射線腫瘍学会で、僕が編集に携わった本『がん・放射線治療2010』が68冊も売れたそうです。足らなくて予約も取ったとか。2万5000円もする本がですよ! つくった甲斐があります。
 もちろん、アマゾンでも発売中。

がん・放射線療法 2010

がん・放射線療法 2010

 そういう僕は、午前中、ゆりかもめ臨海副都心へ。あまり気がすすまなかったのだが、サイエンスアゴラをのぞく。「新しい科学技術政策と若手研究者の役割」というシンポジウムだけ。

 榎木英介さんの講演以外は、まるで宇宙人たちの会話を聞いているようだった。いや、エイリアンは僕のほうだ。

 榎木さんは最近、著作を出された。これについては近いうちにまた書く。

博士漂流時代  「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス)

博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス)

 終了後、榎木さんにあいさつだけして退散。


 御茶の水へ移動。途中、ゆりかもめの窓から、青いビルの壁面にアンモナイトの絵が描かれているのが見えた。思わず、iPodで、一青窈の「アンモナイト」を聴いてしまう。そのつながりで元ちとせの「恐竜の描き方」も聴く。


 新橋で、ふと、数年前の心温まる経験を思い出して、汐留口改札に行ってみたら、工事中だった。誰かに何かを遮られた感じ。


 御茶の水で夜半まで作業。途中眠くなったので、コーヒーを淹れて飲んだら、吐き気がしてきた。コーヒーは、眠気をとるにはいいのだが、胃を直撃することがある。胃腸薬を飲む。薬が常備されている職場っていいかも。


 御茶の水の丸善、地元のときわ、くまざわで、武田さんの新刊を探したのだが、店員に聞いても見つからず。読まないことには何も書けない。

殺して忘れる社会---ゼロ年代「高度情報化」のジレンマ

殺して忘れる社会---ゼロ年代「高度情報化」のジレンマ

 こういう日々の雑感は、ブログよりもツイッターのほうが向いているのかな。

届かないから叫んだ人混みの中で
消えてしまいたいと願う夜もあって
                  Cocco「甘い香り」

http://www.evesta.jp/lyric/artists/a305238/lyrics/l45064.html