停電の後(?)の街で

 ちょっとした偶然で、計画停電の間、暖かな場所で、暖かい時間を過ごすことができた。
 地元に戻ると、計画停電は終わっていたようだ。


 今日はMさんの葬儀だったはず。喪に服すつもりだったが、いつもよりもずっといい食事をしてしまった。
 Mさん、あなたは神戸の震災を経験し、病いや老いに寄り添った仕事を続け、奇しくも東北の震災とほぼ同時に、その生涯を終えた。あなたの魂はいまごろ神戸の上空だろうか。
 僕はこの「核時代」――原子力とバイオの時代――の行方を、もう少しじっくりと見てみるつもり。そんな思いを強く確かめた夜。