ERIC CLAPTON & STEVE WINWOOD JAPAN TOUR 2011

夜、スティーヴ・ウィンウッドエリック・クラプトンの日本公演を武道館で観てきた。ライブは1人で観ることが多いが、今回は斉藤勝司さんと斉藤さんの奥様とごいっしょした。(斉藤さんとは仕事だけでなく趣味の守備範囲も近いw。)
クラプトンを観たのは何度目だろうか。武道館だけでも4回ぐらい観ている気がする。今回はスティーヴ・ウィンウッドとのジョイントということで、この組み合わせはどう考えてもブラインド・フェイスである。ブラインド・フェイス名義にしなかったことに2人の潔さを感じる。春に観たU.K.(=ウェット&ジョブスン?)とは大違いだ。ちなみドラムはおなじみのスティーブ・ガット。ベースとキーボードも、R&B周辺でよく名前を見かける人だ。なお観客の平均年齢はきわめて高かった(笑)。
1曲目は「Had to cry today」。邦題は「泣きたい気持ち」だったっけかな。ブラインド・フェイスの名盤、というか唯一のアルバム『スーパー・ジャイアンツ』(これ邦題?)のオープニング曲である。「この曲を生で聴けるとは…」と感動。ウィンウッドはギターを引きながら歌った。
そのほかブラインド・フェイスの曲からは「Presence Of The Lord」と「Can't Find My Way Home」が演奏された。どちらもクラプトンのソロのライブでもよく演奏される曲だ。デレク・アンド・ザ・ドミノスの曲からは「Key To The Highway」が演奏された……のだが、いま調べてみたところ、これはもともとブルースのスタンダードらしい。クリームの曲は「Crossroads」だけ。ボーカルは2人が相互にとった。この曲のオリジナルがロバート・ジョンソンであることぐらいは僕でも知っている。「Hoochie Coochie Man」も、僕にとってはクラプトンの曲だが、オリジナルはマディ・ウォーターズ。「Driftin'」も僕はクラプトンのものしか知らないが、スタンダードらしい。そのほかいろんな人が歌っている「Georgia」や、ジミヘンの「Voodoo Chile」も演奏された。クラプトンのソロ曲は「After Midnight」、「Wonderful Tonight」、「Cocaine」など。そのほかウィンウッドのソロ曲やトラフィックの曲などがプレイされた。
ウィンウッドはエレキとアコースティックのギター、オルガン、ピアノを弾き分け、マルチ・プレイヤーをぶりを見せつけたが、僕的には、「Wonderful Tonight」 と「Can't Find My Way Home」のメドレーで、クラプトンとウィンウッドが2人ともアコギを弾きながら歌ったのが感動的だった。
欲をいえば、「Sea Of Joy」や「Do What You Like」も聴きたかったが、それは求めすぎであろう。ブラインド・フェイスの曲を3曲も、しかもクラプトンのソロでは聴けない「Had To Cry Today」をこの2人が揃った状態で聴けただけでも十分であろう。



追伸:
帰室して、twitterを「クラプトン -RT セットリスト」で検索すると、セットリストが簡単に見つかった。

Eric Clapton & Steve Winwood Set List - 2 December 2011
Nippon Budokan, Tokyo (JP)
01. Had To Cry Today
02. Low Down
03. After Midnight
04. Presence Of The Lord
05. Glad
06. Well Allright
07. Hoochie Coochie Man
08. While You See A Chance
09. Key To The Highway
10. Midland Maniac
11. Crossroads
12. Georgia
13. Driftin'
14. That's No Way To Get Along
15. Wonderful Tonight
16. Can't Find My Way Home
17. Gimme Some Lovin'
18. Voodoo Chile
19. Dear Mr. Fantasy (encore)
20. Cocaine (encore)

Band Lineup
Eric Clapton – guitar, vocals
Steve Winwood – hammond organ, piano, guitar, vocals
Chris Stainton – keyboards
Willie Weeks – bass
Steve Gadd – drums
Michelle John – backing vocals

http://whereseric.com/eric-clapton-news/303-eric-clapton-steve-winwood-kick-budokan-residency