幹細胞戦争は終わっていない!?

 午前中から国士舘大学町田キャンパスへ。「生命科学と21世紀社会」の第2回目として、「Hela細胞」について話す。受講者が少なく、そのため私語もほとんどないので、たいへんやりやすいのだが、なんとなく物足りない気もする。来週は、ファン・ウソク事件かな。次に、その背景を探るというかたちで、クローン、ES細胞、生殖技術という順に話し、後半またiPS細胞に戻り、さらに「幹細胞ツーリズム」などについて話すことになりそう。
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 アメリカのオバマ大統領が3月9日に、連邦予算支出を認めるES細胞株を拡げるという大統領命令に署名し、同時にNIHにガイドラインを作成するよう命じましたが、先日、NIH(国立衛生研究所)がガイドライン草稿を発表したようですね。
 オバマの大統領命令もそうだったのですが、このガイドライン草案も、研究推進派と反対・慎重派の両方から批判されているようです。
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 この件について、資料を長く引用しようと思ったのですが……なぜか、書き込めません。はてなに不具合が出ているのでしょうか。また後で試してみましょう。09.4.21


NIH May Clear Discarded Embryos For Research
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=103217684

現代思想2008年7月号 特集=万能細胞 人は再生できるか

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