NIHの幹細胞ガイドライン

 NIHが幹細胞研究ガイドラインの草案を公表したことについて、日本語圏でも報道されていますね。

米衛生研、ES細胞研究で指針案 治療で余った受精卵に限定

 【ワシントン17日共同】オバマ米大統領が政府助成の解禁を決めた万能細胞の一種、胚性幹細胞(ES細胞)研究について、国立衛生研究所(NIH)は17日、作製に必要な受精卵は不妊治療で余ったものに限るとした指針案を発表した。
 研究目的で受精卵をつくることに歯止めをかけたもので、過去2回にわたって議会を通過し、ブッシュ前大統領が署名を拒んだ法案に沿った内容となった。
 体のどんな細胞にも成長する能力を持ったES細胞は、受精卵を壊して作製するため、キリスト教保守派などから「倫理的に問題だ」との反発がある。
 不妊治療施設では妊娠を確実にするため多めに受精卵を作製。余った受精卵は冷凍保存され、いずれ破棄されるといい、指針案は提供者の同意を得た上で余った受精卵を使用することを認めた。入手に当たっては金銭などの受け渡しを禁じた。
2009/04/18 10:44 【共同通信
 無署名(『共同通信』)「米衛生研、ES細胞研究で指針案 治療で余った受精卵に限定」、2009年4月18日付
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009041801000219.html

 3月のオバマによる大統領命令にも、このガイドライン草案にも、批判があるようです。推進派からも、反対派・慎重派からも。
 このあたりについて、詳しく書いてみたいのですが……そんなオタッキーな記事、書かせてくれる媒体、あるんかな(苦笑)。09.4.25