『民族の祭典』

 暑いですねえ。
 僕は最近、ある仕事に取り組んでいるのですが、週末は公立図書館にこもって作業を進めています。その図書館の上階には、映像文化センターという施設があり、定期的に古い映画を上映しています。もちろん無料です。昨日は『民族の祭典』の上映がアナウンスされていたので、作業をいったん中止して観てみました。『民族の祭典』はいうまでもなく、ナチス政権下のベルリンで開催されたオリンピック世界大会を、レニ・リーフェンシュタールが記録したもので、映画史上、良くも悪くも、たいへん有名な作品です。より正確には、『美の祭典』との2部作『オリンピア』の第1部。悪いほうの理由のおかげで、作品そのものを観る機会はなかなかなさそうともいえます。僕はもともとスポーツにほとんど興味がないので、映画史のベンキョとして観ました。しかし、参加費無料のイベントとはいえ、何の解説もなくただ上映するだけ、というのはいかがなものか。ま、いいか。
 今日も朝から同じ図書館で夕方まで作業。