『暗黒街の顔役』など

 午前中から図書館へ。
 僕はなぜかある種の原稿を自室では書けない。そういうときには図書館の「ビジネスルーム」にMacBookを持ち込んで書く。カウンターで手続きすればネットにも接続できるのだが、僕はしない。僕が図書館で仕事をするのは、むしろネットから離れるためである。
 午後、一度ビジネスルームから退室し、同じ建物の2階にある施設で映画を観る。この施設では、定期的に、大昔の名画を上映している。もちろん無料。今日見たのは、巨匠ハワード・ホークス『暗黒街の顔役』。ギャング映画の名作『スカーフェイス』のオリジナルである。というか、デ・パルマの『スカーフェイス』がこの作品のリメイクであり、『暗黒街の顔役』こそがギャング映画の古典である、というほうが正しいか。エンディングは2種類つくられていたらしい。まず主人公が路上で撃ち殺されるバージョンで上映され、その後で最期の数分の部分だけ、主人公が法廷で裁かれて死刑にされるバージョンが上映された。前者のほうがはるかにいい。
 ビジネスルームに戻って原稿書きの続き。夕方5時過ぎまで。
 明日は自室で書こうかな。デイパック、MacBook、資料入りのエコバッグを持って移動するのはちょっとしんどい。09.11.21