ブック・ハンティング

 ある事情で本をまとめ買いするために神保町へ。僕は、新刊を探すときは東京堂に行くことが多いのだが、ほしい本が東京堂にはないことを確認していたので、三省堂へ。人文書コーナーと医学書コーナーで5冊購入。
 以前は書店員の商品知識がなさによく失望されられたが、最近は、大型書店では在庫データをコンピュータ管理しているので、そのようなストレスはない。店員に尋ねると、たちまち件の本がある書架に案内される。
 残念ながら、ある本は在庫がないことがわかった。しかし、店員は言う。「近くだと、岩波ブックセンターにあるようです」。三省堂の端末で岩波ブックセンターの在庫がわかり、しかもそのことを教えてくれた!
 どのようなシステムがあるのか知らないが、ブック・ハンターにとってはありがたいことである。その足で岩波ブックセンターへ向かい、その本を購入。紙袋いっぱいの本(分厚い本を含む6冊)をぶらさげて、僕は神保町から御茶の水までの坂道を駆け足気味で上った。本は重いものだが、思い出にくらべれば気になるほどではない。10.3.9