3回目の腰痛記念日

 さて今日は何の日でしょうか。いまから3年前の朝、身体に異変が起き、僕の人生に(あまり歓迎したくない)転機が訪れました。そう、今日は「腰痛記念日」です。
 というわけで、今日は腰痛特集!

  • 「グルコサミンは、関節痛に結び付く腰痛に効果なし」http://tinyurl.com/23o6j5r 予想通り!
  • 「腰痛を理解することが、診療を向上させる、と研究は示す」「態度、信念、知識が痛みのコントロールに影響することが研究で明らかに」http://tinyurl.com/26mjgsp 確かにその通りだと思うが、逆の可能性もあるのでは? つまり腰痛について知れば知るほど、既存の治療方法に疑問を抱くようになる。そして疑問を抱いている人には、プラセボは起きにくい、と。この件、検討する価値あり。
  • 同上、別媒体。「態度、信念、そして健康リテラシーが慢性腰痛患者の診療に影響する道筋」http://tinyurl.com/29yyb3r
  • 同上、情報源。「慢性腰痛がある、および、ないコミュニティ・コホートにおける健康リテラシーと信念」http://tinyurl.com/22jr3v2 残念ながら本文は読めない……。
  • 「会話治療が腰痛を軽減」http://tinyurl.com/24zfph5 「会話治療」というのは「認知行動療法」のことらしい。
  • 同上、情報源。「一次診療における腰痛の集団認知行動療法:ランダム化比較試験とコスト対効果分析」http://tinyurl.com/2327x26 掲載誌は『ランセット』! これで全文なのかな?
  • FDA(食品医薬品局)の委員会、痛みに対する抗鬱薬の使用を認める」http://tinyurl.com/2f2mp5f 意外かもしれないが、僕は薬剤というのは、悪くない治療法だと思っている。患者-治療者関係や治療者の技量にあまり左右されず、コストも安いので。どんな治療法にせよ、エビデンスが重要なことはいうまでもない。
  • 「慢性腰痛は高い医療費に結び付く」http://tinyurl.com/2eudrgg
  • 同上、情報源。「一次診療における腰痛:将来の医療応用のケアおよび診断のコスト」http://tinyurl.com/27lt9c6
  • 2年前の記事だけど、「痛みの代償」http://tinyurl.com/269ezs9
  • 同上、情報源。「腰や首の痛みによるコストは上昇、しかし健康アウトカムは向上していないようだ」http://tinyurl.com/26pjwgz

 とりあえず、以上。日本の腰痛診療は世界標準でしょうかね?

iliholi(イリホリ)03 (エクスナレッジムック)

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