YYjがホメオパシーに挑む!

 YYjこと山下祐司君が、たぶん商業媒体では初めての署名記事を書きました。現在発売中の『エコノミスト』2010年10月19日号「「15万人以上」が使っている? なぜ広がるホメオパシー」という記事です。

 山下君は、武田徹さんが運営していた、東大先端研ジャーナリスト養成コースの受講生。赤木君につづく、同コースからのデビューです。
 内容は、タイトルから推察される通り、ホメオパシーおよびそのブームの分析型ルポです。2頁でできることは限られるだろう、と思って読んでみたのですが……なかなか深いところまで切り込んでいます。わずかな字数ですが、何人ものの人に対して合計何時間ものインタビューを実施し、何センチもの資料を読み込んだうえで書かれたことが、わかる人にはわかります。「ホメオパシーにとどまらない難題が控えている」という結語には、多くの含意があるはずで、それが明記されていないのが惜しいです。が、今後が楽しみでもあります。
 僕自身、ホメオパシーというか、代替医療と主流派医療との微妙な関係について、深い興味を抱いています。もちろん主に腰痛の関係で。
 また、JCcastが楽しくなるでしょう。
 まずは山下君、おめでとう!