映画音楽小論

 元ちとせのライブのチケットをプレオーダーしていたのですが、本日当選のメールがありました。赤坂BLIZだから超近距離で観れそうです。
 ちなみにいまチケットをおさえているのはこれ以外に、モグワイと、GYS!BE(ゴッドスピード・ユー!ブラック・エンペラー)やBORIS、envyの出演するイベント。イーグルスとスティングはパスしようと思っています。
 ところで映画『海炭市叙景』をご覧になったみなさん! 『ノルウェイの森』を不当に非難しないでくださいね。比較・批評はなかなか楽しいことで、僕も好きなのですが、後者に対する批判のなかには、それはどうよ、と思われるものもあります。
 武田徹さんは『実録連合赤軍』の音楽がジム・オルークで、『ノルウェイの森』がCANだというのが面白い、とツイートしています。ジム・オルークtwitterなどで大好評の映画『海炭市叙景』の音楽も担当しています。そして『ノルウェイの森』の音楽担当はレディオヘッドジョニー・グリーンウッド。CANを選んだのは彼です。僕は「なるほど」と思いました。というのは、レディオヘッドは超名盤『OKコンピュータ』をレコーディングしたさい、クラウトロック(ドイツのプログレ)が参考になった、と雑誌でコメントしていたからです。その記事では具体的なバンド名やアルバム名は挙がっていなかったのですが、たぶんCANも含まれるのだろう、と僕は『ノルウェイの森』のエンドロールを見て納得したということです。
 ちなみにトラン・アン・ユン監督の前作『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』――僕は“予習”と称してDVDで鑑賞。何やっているだろう(汗)――では、レディオヘッドのほか、GSY!BEやMt Silver Zionが使われていて、どひゃあ、と思いました。
 で、なんとなく虫の予感がしていたら、なんと解散したはずのGSY!BEが再結成し、イベントで来日すると知り、チケットをゲットしました。しかも同じイベントではBORISも出演。そう、ジム・ジャームッシュの『リミッツ・オブ・コントール』の音楽を担当していたバンドです。僕は『リミッツ・オブ・コントール』を観ながら、いい音楽だな、と思ってエンドロールでBORISという名前を確認してから、パンフレットか何かでBORISが日本のバンドだと知り、驚愕しました。
 というわけで、映画と音楽の関係も面白い。
 キャメロンが制作予定だったけど、いろいろとモメているらしい『ヒロシマからの最終列車』のエンディングテーマには、元ちとせの「死んだ女の子」がいいのでは、と勝手に夢想している僕です。
 以上、主にtwitterでのツイートからまとめました。