『エンジェル・ウォーズ』

夜、近所のシネコンで『エンジェル・ウォーズ』を観る。『300』や『ウォッチメン』で知られるザック・スナイダーの新作ということ以外、知らずに観た。
結論からいえばまあまあだった。
ジャパニメーションではもちろん、ハリウッドでも珍しくなくなった戦闘美少女たちが、『シャッター・アイランド』的閉鎖社会(精神病院、ロボトミー手術)、『インセプション』的な空想世界(妄想のまた妄想)えを舞台に、男たちの不条理な支配に対して、フェミニズム的な団結とともに、バトル・アクションを繰り広げる。
ところどころに充満していたオリエンタリズムは、日本文化へのオマージュだと好意的に解釈することにしよう。アメコミ映画っぽい雰囲気との調和が、微妙といえば微妙だった。アクションやCGも申し分なし。音楽にビョークが効果的に使われていたのが印象的だった。