『ドラゴン・タトゥーの女』

いつものシネコンで『ドラゴン・タトゥーの女』を観てきた。しっかり感想を書いておきたいのだが、それどころではないので、簡単に。
僕はスティーグ・ラーソンの原作は残念ながら読んでいない。スウェーデン版の映画『ミレニアム』は全シリーズ観ている。本作はそのハリウッド版リメイク、いや再映画化? 監督はデビッド・フィンチャー
非常に面白かった。僕としてはスウェーデン版映画をどうしても基準にしてしまうのだが、おそらくそのファンや原作ファンも満足するのではなかろうか。スウェーデン版では、ちょっと安っぽく見えてしまっていたところが、ハリウッドらしくリアルにつくられていたし、微妙な変更も気が利いていた。
何よりもよかったのはスウェーデン版よりもさらにミカエルやリスペットの人間描写が細やかになっていたこと。とくに最後のリスペット。あの終わり方はいい。続編も楽しみ。スウェーデン版は3作目で、緊張感がなくなってしまった印象があったが、それをどう克服するかということも。
英語圏が舞台なのに台詞が英語ということにはもう慣れた(笑)。