Tangled Hair /toe

午後、渋谷へ。アップルストアの1階でiPod nanoの新機種ありますか、とスタッフ尋ねてみると、見本があるとのことなので、少しいじってみる。ホイールがなくなってしまって、どうやって使うのかわからなかった(笑)。まあ使っているうちにわかるだろうと思い、リサイクルプログラムを使って1個買いたい、というと、売っているのは2階だという。
iPodのケースが置いてあるコーナーはずいぶん混んでいたので、少し離れたところにいたスタッフに、黒のnano1個、リサイクルプログラムを使って買いたいのだけども、というと、iPod nanoそのものがいま売り切れてしまっているとのこと。これで先日の銀座に続き2度目。アップル、iPodのユーザーがiPhone 5に移行すると読んで、nanoの生産数を抑えすぎたのではないかな? まあ、もう少し待つことにしよう。


そのまま渋谷のShibuya O-WESTでTangled Hair とtoeのライブを観る。もちろん僕の目当てはtoe。生でtoeを観るのは結構ひさしぶり。toeO-EASTのほうでやることが多いので、間違えてそちらに行ってしまった…。
前から2列目、山嵜氏のほぼ正面で観ることができた。今回はTangled Hairの前座とのことだったのだが、「孤独の発明」から「グッドバイ」まで、1時間ほど堪能。「1/21」では、山嵜氏はキーボードを弾くことも多いようだが、今回はキーボードはサポートメンバーにまかせ、アコギを弾いていた。
toeでは、というかポストロックだけでなく、最近の新しめのバンドでは珍しいことではないが)あいかわらずギターソロはない。美濃氏も山嵜氏も、即興的なことをしないわけではない。カッティングやリフのパターンは臨機応変に変えている。それだけでレコーディングされたバージョンを聞き慣れたものにとっても、聞き応えのある演奏をできるのは、いつものことながら、さすが、とうならされる。(もっといえば、山嵜氏も美濃氏も、チョーキングをほとんどしないことが特筆される。)秀逸。


Tangled Hairは初めて聴いた。イギリスから来たギター・トリオだが、僕からコメントできることはなさそう。


そういえば、toeとTangled Hairの間に、立ったまま本を読んでいたら、左に立っていた若い男性から「それ、小説ですか?」と話しかけられた。「いや、ルポのような評論のようなものだけど…」と答えて見せると、「あ、新書ですね」という。まあ、彼らぐらいの年代からすると、本を読むという行為自体珍しく見えるのかもしれない。彼は最近、誰かの小説を読んだといっていたが、忘れてしまった(金原ひとみ?)。「ライブハウスで小説読んでいる人なんて初めてみました」といっていたが、小説じゃないのはいいとして、僕もライフハウスで見知らぬ人から話しかけられたことなんて、たぶん初めてかもしれない。


前回のtoeのライブでは、後でその日のライブ音源をダウンロードできるUSBが売られていて僕も買ったのだが、今回そのことをすっかり忘れていた。帰室して、今回も売られていたことをツイッターで知った。うかつだった…。ダメもとで、toeのオフィシャルページからメールして買えないかと頼んでみるかな。


追記:toeの音源は、adderra Japanという会社(?)が扱っているようだ。こちらに直接尋ねてみよう。