2011-10-09から1日間の記事一覧

私見

実験の概要は『ワシントンポスト』の模式図「幹細胞のブレークスルー」がわかりやすいでしょう(しかし右下の胚盤胞の下に、幹細胞を描いてもよいのでは。少ないとはいえできたのだから)。 また『ワシントンポスト』に掲載されたAP通信の記事で、著名な生命…

そのほかから

長年、無償で卵子を提供してくれる女性を捜し続けてきたケヴィン・イーガンらは、それが失敗に終わったことを『セル・ステム・セル』で報告しています。共著者には、件の成果を発表したノグルや、「ダイレクト・リプログラミング」で知られるダグラス・メル…

メディア報道から

英語圏のメディア報道から、重要だと思われる記述を抜粋しておきます。 「ニューヨーク幹細胞基金」のスコット・ノーグルとディーター・エグリ率いるチームは現在、基本に戻って患者由来の胚性幹細胞をつくるために卵母細胞を使う従来の方法論を向上させるこ…

論文から

彼らの論文から実験内容や意義を要約していると思われる部分を抜粋しておきます。 卵母細胞のゲノムとそれに続く多能性幹細胞の作出によって、退行性のヒト疾患に影響する特定細胞の産出が可能になる。患者のゲノムを持つそのような細胞は、細胞置換に有益で…

クローン・カムバック?

10月5日のことですが、アメリカの研究者がヒトクローン胚から幹細胞をつくったと報告しました。