2011-01-01から1年間の記事一覧

『エイリアン・ビキニの侵略』

六本木に移動して、六本木シネマートの試写室――というかふだんはふつうに上映している部屋。最近、こういうところでの試写が増えている。つまり普通の劇場も試写室も大きさは変わらない――で、韓国映画『エイリアン・ビキニの侵略』の試写を観る。 主人公は「…

『風にそよぐ草』

半蔵門に移動し、東宝東和の試写室で『風にそよぐ草』の試写を観る。いわずと知れた巨匠中の巨匠、というか、失礼ながら「まだ生きていたの?」と言いそうになるアラン・レネ監督の新作である。原作はフランスで話題になったという小説で、プレスキットによ…

『風にそよぐ草』、『エイリアン・ビキニの侵略』

午前中、小川町の某社で打ち合わせ。初めて行くところだったので迷ってしまったのだが、宅急便のお兄さんが通りかかったので、尋ねてみると、すぐにわかった。さすが。 その後、神保町まで歩き、途中、ふだんあまり行かない古書店二軒をのぞく。店名は忘れて…

『ライフ』

シネコンのサービスデイを利用して、『ライフ いのちをつなぐ物語』を観る。文字通り世界中の生きものたちの知られざる姿を記録したドキュメンタリー……といっても間違いではないと思うが、対象になっているのは主に動物。『ディープブルー』以来つくられ続け…

『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』

午前中、神保町へ。さぼうるでの打ち合わせをはさんで、書店を数軒まわって仕事関係の本を買う。明倫館で3冊、小宮山で2冊、澤口書店で2冊。厳松堂がなくなってしまった後にできた澤口書店はなかなか素敵な店だった。書棚の配置が明快で、目的のものがあ…

環境問題と優生思想(6):『チェルノブイリ・ハート』

本日の昼間、渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で、ドキュメンタリー映画『チェルノブイリ・ハート』 http://t.co/SNbdW4C を観た。この映画についてはたいへんデリケートな部分を含んでいるので慎重に語らなければいけない。 この映画は英語圏では2003年…

『TSUNAMI: the aftermath』

今日は、9.11から10年目、3.11から半年の日だった。そのことと関係があるわけではないが、昨日と今日、諸事情で……というより例の事情で、『TSUNAMI』をDVDで観た。同名の韓国映画があるのは知っていたが、それとは違うものを隣町のTSUTAYAで見つけ、借りてみ…

『裸のマハ』

諸事情で、というほどのことでもにないが、数カ月後にゴヤ展をたぶん観ることになりそうなので、その予習(?)として、映画『裸のマハ』をDVDで観る。 周知の通り、『裸のマハ』とはスペインの宮廷画家フランシスコ・ゴヤの同名の作品名。『着衣のマハ』と…

『夜と霧』

諸事情で、というほどのことではないが、巨匠中の巨匠アラン・レネ監督の新作を観ることになりそうなので、その予習(?)として、過去の作品を観ておこうと思った。自室にいちばん近いTSUTAYAには期待できないので、二番目に近い隣町の店舗に行ったところ、…

『オランダの光』

諸事情で…というほどでもないか、故郷の愛知県でフェルメールとレンブラントを観た影響で、DVDで『オランダの光』を観る。フェルメールをはじめとするオランダの絵画で描かれた光の正体に迫ったドキュメンタリー、といえばいいのだろうか。2005年に日本公開…

『大津波のあとに』、『槌音』

昨夜のことだが、渋谷のアップリンクで、ドキュメンタリー映画『大津波のあとに』と『槌音』の上映会+報告会を観てきた。会場で岩本太郎さんとばったり会った。先日浪江町の津島でお会いしたフォトジャーナリスト山本宗補さんとも。渋井哲也さんもお見かけ…

「レンブラント 光の探究/闇の誘惑」

本日午後、名古屋市美術館で「レンブラント 光の探究/闇の誘惑」を観る。先日、豊田市でフェルメールを観たばかりだが、どちらも東京での開催を観逃してしまっていて(たぶん震災の間接的影響)、どちらも愛知で観ることができた。フェルメールのチケットを…

「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」

昨日の午前中、豊田市美術館で「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」を見てきた。東京でやっていたのを、震災の影響で観逃してしまっていたのだが、まさか故郷で観ることになるとは…。昨日が最終日だったので、間に合ってよかった。この…

『天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命』

僕のところにはずいぶんマニアックな映画の試写状がなぜかよく届くが、今日、新橋のTCC試写室で観た『天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命』もその1つ。監督は大浦信行氏。「天皇コラージュ事件」で有名な人らしい。この作品はタイトル通り、作家・見沢…

『女と銃と荒野の麺屋』

昨日の午後、京橋のテアトル試写室で、『女と銃と荒野の麺屋』という映画の試写を観る。監督はもうすでに中国の巨匠といってもいいチャン・イーモウで、本作はなんと、コーエン兄弟のデビュー作『ブラッド・シンプル』のリメイク。この組み合わせは面白すぎ…

浪江町津島

前回、「はかるくん」では測れなかった放射線がある浪江町津島。車内で11μS/hを超えた。 見にくいが、車外では22μS/hを超えた。

原町火力発電所

先日まで右側には焼けたタンクがあったらしいのだが、撤去されていた。 北泉海水浴場。サーフスポットだったらしい。 破壊されたトイレ・シャワー室。

南相馬市役所

みんなで南相馬市役所へ。 市役所前の放射線計測器。飯舘村で見たものと同じタイプ。 市役所受け付けロビーにて。 同上。左の絵を描き、寄贈したのは愛知県の人。 市役所内に、小高区役所と災害対策本部が設置されていた。 南相馬市のボラセン。

福島県庁

5月や6月に比べると、自衛隊のクルマを見ることはずいぶん少なくなかった。福島県庁の前で放射線を測ると、1μS/hを超えた。

わく灯籠まつり(新潟市亀田)

新潟では、中越地震のとき全国の人にお世話になったという気持ちから積極的に福島からの被災者を受け入れているらしい。「わく灯籠まつり」は新潟市亀田の人々が開いているお祭りで、3年目の今年は福島各地から避難してきた人を迎え、復興支援の意味合いも…

東北写真日記4(8月21〜23日)

8月21日から23日にかけて、また被災地に行ってきました。今回は新潟と福島、とくに南相馬に行ってきました。チャンスを与えてくれたNさん、Oさん、Sさんに感謝いたします。

浪江町

さらに浪江町との境では…。 車内で測定不可能に(この後、フォトジャーナリストの山本宗補氏と遭遇)。 文部科学省の測定ポイントの印らしい。しかし文部科学省おすみつきの「はかるくん」はギブアップ…。

飯舘村

役場前の計測器。「はかるくん」とほぼ同じ値。 役場の主機能は移転。こちらがむしろ出張所のように。 閑散とした役場内。 役場前で電気自動車が充電中。 役場前にて。 飯舘村から浪江町までの山中の国道にて。車内でこの値。 「はかるくん」が計れるのは9.9…

南相馬

南相馬のショッピングモールでは、市民の生の声を届ける試みが行われていた(われわれはうっかり、ポスターだけ撮影して、その現場を訪れることを失念)。そのモールは閑散と…。 通行止めの予告。その1キロメートル先には…。 このように明確な警告が。しか…

相馬

相馬港の展望台から新地火力発電所を見る。 自衛隊がつくった仮設橋。 破壊された海沿いの道。

釣師

釣師の漁師たちは、津波が来たとき、ほとんどが沖に避難して、そのほとんどが無事だったらしい。漁師さんによると、福島の魚は採っても売れないので、いまは瓦礫運びをしているとのこと。 打ち上げられた後、修理中の船。

新地

JR新地駅があったはずのところ。 かすかに残る駅の痕跡。 新地町の案内図。

宮古島

左は道路。冠水している。右側、つまり海の水位のほうが高い? 仮設住宅。この辺りにも水が来たらしい。つまり水が来た高さのところに建てられている。そういう事情のところもあるようだ。

石巻の石ノ森萬画館

川越しに見る萬画館。震災時にもここにいたというガードマンによれば「黒い波が来た」「萬画館が見えなかった」。 仮面ライダー以外のキャラクターは流されてしまった? 多くの寄せ書きの中で最も目立っていたフラウ・ボゥ風の003。山本夜羽音氏の署名が…。 …

女川

女川では水揚げが再開されていた! 手前はイカ、次はアジ?(ちなみに足下にはマンボウ) 崩壊した女川駅。 かすかに残る駅の痕跡。 J.K. was here. 東北大学の研究所。 漁港から女川原発に向かう山道の脇に仮設住宅が建てられていた。 同上。 女川原発のPR…