2012-01-01から1年間の記事一覧

『アタック・ザ・ブロック』

今日は国士舘大学町田キャンパス(21世紀アジア学部)の非常勤「生命科学と21世紀社会」で「幹細胞ツーリズム」について話してきた。試験の書類手続きについて思いっきりミスをしてしまい、事務の人に怒られてしまった(苦笑)。 終了後、いつもは新宿で映画…

『菖蒲』、『桃さんのしあわせ』

午後、六本木シネマートで、ポーランドの巨匠中の巨匠アンジェイ・ワイダ監督の新作『菖蒲』を観る。これがなかなか興味深い作品だった。「原作:ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィチ」とあるので、ポーランドで書かれた小説を元にした文芸映画かと思ったのだ…

近況(「ふくしまフォーラム」ほか)

昨日は国士舘大学21世紀アジア学部(町田キャンパス)の非常勤「生命科学と21世紀社会」で、再びiPS細胞について解説した。土曜日に「振替授業」があるのだが、やむをえず休講にすることを伝えると、教室じゅうが湧いた。「君たち、休講がそんなにうれしいの…

『六ヶ所村ラプソディー』、『内部被ばくを生き抜く』

諸事情で、鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』と『内部被ばくを生き抜く』をDVDで観た。前者では青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場の周囲で、後者では現在進行中の福島第一原発事故の影響下の福島県で生きる人々の姿が描かれてい…

映画中心の日々

本日は国士舘大学21世紀アジア学部(町田キャンパス)で非常勤「生命科学と21世紀社会」だった。お題は再び「ファン・ウソク事件」について。事件の背景にある技術と事件の経緯をおおまかに話し、浮かび上がった論点を整理。学生さんの反応は…ま、いいか。授…

『ル・アーヴルの靴みがき』など

朝から国士舘大学町田キャンパス(21世紀アジア学部)へ。「生命科学と21世紀社会」で、先々週、先週と出生前診断について話したのだが、その流れで映画『ガタカ(GATTACA)』とその解釈・含意について話す。いつものように大谷いずみさんの見解を紹介。学生…

『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』など

朝から電車で鶴川へ。国士舘大学21世紀アジア学部の「生命科学と21世紀社会」の第9回で、先週に引き続き、テーマは出生前診断。東尾理子が「クワトロマーカー」検査を受けながらも羊水検査を受けないことを決めたという報道にも触れながら、1999年の「見解…

『ミッドナイト・イン・パリ』

本日は国士舘大学町田キャンパス(21世紀アジア学部)の非常勤「生命科学と21世紀社会」の第8回目だった。テーマは「出生前診断」について。そのバリエーションをひと通り説明し、ある動画を見せた。今年は人数が多くて1人ひとりをケアできないため、学生…

「体外受精児の健康コストを考えるとき」

ごぶさたしています。こちらでは……。 今夜、JCcastの収録があるのですが、そこで話題提供しようと思っているニュース記事の全訳を、以下にまとめておきます(ツイッターでは紹介済み)。 体外受精児では先天障害が3割増 Birth defects a third more common …

イエス来日公演@渋谷公会堂

夜、渋谷公会堂で、イエスの来日公演を、斉藤勝司さんといっしょに観てきた。イエスといっても周知の通り、最新のアルバム『フライ・フロム・ヒア』のボーカルは、ジョン・アンダーソンではなく、ベノワ・デビッド。というわけで、同アルバム自体、あまりイ…

『オロ』

本日の夕方、いつものテアトル京橋で『オロ』というドキュメンタリー映画を見る。監督は今年77歳だという岩佐寿弥。「オロ」というのはこの映画の主人公である亡命チベット人少年の名前。 オロは6歳のとき、チベットから亡命し、いまはインドのダラムサラと…

『こわれゆく女』

京橋に移動して、いつもの京橋テアトルで『こわれゆく女』(ジョン・カサヴェテス監督)の試写を観る。この初夏、ジョン・カサヴェテス監督の作品を連続上映する「ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ」というイベントがあるらしく、『こわれゆく女』は…

『王朝の陰謀』

11日の午後、六本木シネマートで、『王朝の陰謀』(ツイ・ハーク監督)の試写を観る。主演はアンディ・ラウだが、僕としてはアクション監督がサモ・ハン(・キンポー)ということに注目(笑)。ややこしいことに、外交官を経験したオランダ人小説家が、中国…

『311』

『サウダーヂ』を観た後、今度はほんとうにカフェで仕事をしてから、夜、オーディトリウム渋谷に戻って、『311』を観る。いわずと知れた、森達也、綿井健陽、松林要樹、安岡卓治の共同監督作品。これまたすでに話題になっているもの(賛否両論?)。紹介不要…

『サウダーヂ』

その日の夜、同じ建物にあるオーディトリウム渋谷で『311』を観るつもりだったのだが、それまではずいぶん時間がある。カフェで仕事に没頭……するつもりだったのだが、誘惑に負けて、そのオーディトリウム渋谷で遅まきながら『サウダーヂ』(富田克也監督)を…

『彼女について知ることのすべて』

すでに旧聞に属するが、4月10日の午後、渋谷の映画美学校試写室で『彼女について知ることのすべて』(井土紀州監督)の試写を観る。佐藤正午の小説を映画化したもの。栃木県のどこかで、平凡な男性教師がある女と知り合う。女には、過去に付き合っていた男…

『KOTOKO』

本日は国士舘大学21世紀アジア学部での「生命科学と21世紀社会」第1回だった。曜日を変えたら受講者が激増した。教室も巨大な教室に変更された。私語をコントロールできるかどうかが懸念だったのだが、懸念通りになってしまった…。 今回は今後の講義の予定…

拙著『バイオ化する社会 「核時代」の生命と身体』(青土社) が発売

本日4月10日、拙著『バイオ化する社会 「核時代」の生命と身体』(青土社)が発売されます。単著としては、9年ぶりのものになります。 この本の内容を要約するのは難しいのですが、ひと言でいえば、iPS細胞登場後、そして3.11を挟んだ現在における先端医療…

『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』

いつものシネコンで『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』を観る。監督はガイ・リッチー。推理だけでなく、アクションも加わって生まれ変わった(?)ホームズを主人公とした『シャーロック・ホームズ』の続編。前作と同じく、コナン・ドイルの小説シリ…

花見@錦糸公園

「子ども時代の貧困が大人の遺伝子に印を残す」

旧聞に属しますが、4月1日、ネットラジオ「JCcast」の第52回が公開されました。収録されたのはさらに遡り、1月25日です。司会は諸事情で、不肖・粥川が勤めています。お聴きいただければ幸いです。僕は原発事故について、山下君はタミフルについて、赤木…

『ハロー!?ゴースト』

京橋に移動して、いつものテアトル京橋で、『ハロー!?ゴースト』という韓国映画の試写を観る。監督はキム・ヨンタク。僕は韓国コメディはおおむね苦手なので、あまり期待せずに観た。 何度も自殺を試みるのだが、うまくいかない男性が、自分には4人の幽霊が…

『ぼくたちのムッシュ・ラザール』

六本木に移動し、シネマート六本木で『ぼくたちのムッシュ・ラザール』というカナダ映画の試写を観る。監督はフィリップ・ラルドー。 モントリオールの小学校で、女性教師が自殺する。何人かの生徒はそれを観てしまう。当然のことながら学校は騒然となり、生…

『ブラックパワー・ミックステープ』

まずは渋谷のrelations.デジタル試写室で『ブラックパワー・ミックステープ アメリカの光と影』を観る。監督はヨーラン・ヒューゴ・オルソンというスウェーデン人。 60〜70年代、スウェーデンのテレビ局がアメリカの公民権運動、いやブラックパワー運動を取…

『ブラックパワー』、『ぼくたち〜』、『ハロー!?ゴースト』

昨日のことだが、ある事情で気が大きくなっているせいか(笑)、試写を3本もはしごしてしまった。

「断種、強制中絶は決して答えではない」

以下、旧聞に属することですが、「JCcast」で話題提供しようと思っているので、とりいそぎ、訳文をまとめておきます。後ほど確認・修正・加筆します。 アーサー・カプラン「断種、強制中絶は決して答えではない、と生命倫理学者」 VITALS on msnbc.com 2012…

『モバイルハウスのつくりかた』

午後、新橋にあるTCC試写室で、本田孝義監督の新作『モバイルハウスのつくりかた』 の試写を観る。本田さんとはずいぶん昔にあるところで知り合い、ときどきお会いする。『科学者として』という映画が公開されたときには、公開記念イベントに出演したことも…

国見

平泉・中尊寺

釜石